今回はRANCID / INDESTRUCTIBLEをご紹介したいと思います。
アメリカ・カリフォルニア出身のパンクバンド、RANCIDの6枚目のアルバムです。
RANCID / INDESTRUCTIBLE
RANCIDの2003年にリリースされた6枚目のアルバムとなります。
Hellcat RECORDSからリリースされ、流通はメジャーのWarner Bros. Recordsからとなりました。
Brett Gurewitzによるプロデュースです。
曲目
- Indestructible
- Fall Back Down
- Red Hot Moon
- David Courtney
- Start Now
- Out of Control
- Django
- Arrested in Shanghai
- Travis Bickle
- Memphis
- Spirit of '87
- Ghost Band
- Tropical London
- Roadblock
- Born Frustrated
- Back Up Against the Wall
- Ivory Coast
- Stand Your Ground
- Otherside
- Killing Zone(日本盤ボーナストラック)
おすすめ曲
2.Fall Back Down
曲も歌詞も最高!
中後期RANCIDの代表曲のうちの1曲!
大好きな曲!
3.Red Hot Moon
まったりSKA!
好き!
12.Ghost Band
いい意味で力抜けた感じの軽快なパンクロックソング!
ポップでキャッチーで大好き!
15.Born Frustrated
かっこいい!
最高!
19.Otherside
サビが一生ナーナナーナー!
天才!
ハゲの感想
ハードコアの影響バリバリだった前作「RANCID(2000)」から3年の時を経て2003年にリリースされた通算6枚目のアルバムとなります。
これまでのアルバムの中で、最もパーソナルな内容に影響を受けているアルバムとなります。
ティムの前妻ブロディ(The Distillers)との離婚、ラーズの兄ロバートの死去等を乗り越え、またそれらの悲しい出来事にまつわる曲が収録されています。
悲しい出来事にまつわる曲って言ってもそれを嘆いているわけではなくて、どんなことがあっても仲間が助けてくれる!みたいな前向きな曲が多く、聴いている人を元気づけてくれる内容になっています。(Fall Backなんかモロにそんな曲!最高!)
この作品を出す前までは一番商業的な成功を収めていたサードアルバム「...And Out Come the Wolves」とSKA・REGGAEの影響が色濃く出ていた4作目「Life Won't Wait」をミックスさせたような作品と言われているようですが、曲の雰囲気的にはまさしくそんな感じだと思います。(前出の2作品をよりポップにして聴きやすくしてる印象はありますが)
今回リリースはHellcatですが、初めてのメジャー流通の作品ということで、RANCIDのアルバムの中で最も商業的成功を収めた作品となります。(ビルボードチャート最高15位!!!)
成功を手にした反面、インディーズにこだわった活動を支持してきた一部のファンは、メジャー流通というう部分に反発、作品については「Poppier」と揶揄され批判されました。(ポップで聴きやすくなった部分についてもメジャーからの指示の影響を受けたのではないかと批判されているようです)
インディーズにこだわって、Epitaph~Hellcatで活動してきた彼らの姿勢はとてもかっこいいと思うし、評価されるべき部分だと思いますが、そこの部分だけでRANCIDはみんなの指示を集めてきたわけではないと思うし、作品・ライブがかっこよかったら何でもよくない?って思う派です。僕は。
メジャーに行ったからって「あいつらは裏切った!」とか別に思わないし、このアルバムはほんまにかっこいいと思うから、僕は好きやし、支持します!(GREEN DAYもしかりです)
製作段階では25曲用意されていたそうですが、最終的には19曲に絞られた様です。
このアルバムに入らなかった曲のうちの何曲かはボーナストラックであったり、編集盤のCDに収録されているようです。
メジャー流通ということでファンの間では賛否両論ある作品ですが、個人的にはとても聴きやすくポップでキャッチーな良曲揃いな大名盤だと思います!
そしてRANCIDの作品で最後の僕が大好きな作品です!(これ以降のアルバムは正直そこまでピンと来ませんでした…)
よかったら聴いてみて下さいね!
最後まで読んでいただいてありがとうございましたm(__)m
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